Node.js の再インストールと Sass, Gulp の導入をしてみた
注意事項
下記の内容は、私が試してみた内容にすぎません。内容の正確性を保証するものではありませんので、試す場合は自己責任でお願いします。
正確な情報等は、各ソフトウェアの公式サイト、ドキュメント等でご確認ください。
はじめに
今回は、フロントエンドの学習を進める上で Sass や gulp について学習した方が良い のではと考えたので、環境構築をしていきたいと思います。
学習した方が良いと考えたのは、 こちらのロードマップ で HTML / CSS / JavaScript のあとに学習するよう記載があったからです。 あと、個人の考えとしても Sass やタスクランナーはフロントエンド開発で避けて 通れないのではと考えているのもあります。使えた方が便利そうですし使ってみたいなと も思います。
というわけで、環境構築していきます。
現在の環境
Sass や gulp をインストールする手段として、 npm というパッケージマネージャーを 利用する方法があります。 npm は Node.js をインストールすると一緒にインストール されます。
私の PC では、既に Node.js がインストールされているので、このまま Sass と gulp を インストールしてもいいのですが、将来プロジェクト毎に開発環境が変わったりした時に Node.js を毎回アンインストール/インストールを繰り返すのは大変ですし手間が掛かると 思います。
そこで、 Node.js をバージョン管理できるソフトウェアがあるようなので、インストール して使っていきたいと思います。ちなみに現在の環境は下記のとおりです。
OS : Windows 8.1 Node.js : 10.13.0 npm : 6.4.1
作業の流れ
おおまかな作業の流れとしては、下記の通りです。
・ 現在インストールされている Node.js やパッケージの確認。 ・ アンインストーラーで Node.js の削除 ・ Node.js のバージョン管理ツールをインストール ・ Node.js のインストール ・ gulp のインストール ・ Sass のインストール
1. インストールされている Node.js, npm のバージョン確認
まずは、現状確認の為にインストールされている Node.js, npm のバージョン確認を 行いたいと思います。
node -v v10.13.0 npm -v 6.4.1
2. npm でグローバルインストールしたパッケージを確認
ついでに、自分で過去グローバルインストールしたパッケージが思い出せなかったので、 下記コマンドを打って確認します。
npm list --depth=0 -g C:\Users\username\AppData\Roaming\npm `-- eslint@5.12.0
・・・たしか、 ESLint という便利な物があるらしいと Web かなんかで見て試しにインス トールしたことがあったような?そんなことを思い出しました。 ESLint 以外は特に入っ ていないようです。
3. アンインストーラーで Node.js を削除
今回、 Node.js のバージョン管理ソフトには nvm-windows を使用します。
nvm-windows のインストール手順によると、既に Node.js がインストールされている場合 はアンインストールするように指示があったので、まずは既存の Node.js を削除します。
Windows 版の Node.js にはアンインストーラーがあるので、他のソフトと同じように 「プログラムと機能」から削除しました。あと、しなくても大丈夫かなと思いましたが Windows の再起動を念の為しておきました。
4. プログラムフォルダから Node.js が削除されているか確認
アンインストールが終了したら、プログラムフォルダに Node.js 関連のフォルダが残って いないか確認します。確認箇所は下記のフォルダです。
C:\Program Files\nodejs
確認したところ、フォルダは残っていませんでしたので次の手順へ。
5. npm の入っているフォルダがまだ残っているので削除
npm のフォルダも探して、残っていたら削除します。
C:\Users\username\AppData\Roaming\npm C:\Users\username\AppData\Roaming\npm-cache
ばっちり(?)上記の隠しフォルダが残っていたので、削除しました。これでインストール 出来る状態になりました。
6. nvm-windows のインストール
こちらのページ から nvm-setup.zip の最新版をダウンロード。解凍して出来たフォルダに入っている インストーラを実行しインストールします。
インストーラーを実行中に nvm と Node.js のインストール先について指定できるよう でしたが、自分はデフォルトのままでインストールしました。
下記のコマンドを「Windows PowerShell」または「cmd」で実行して、インストール出来 ているか確認します。
nvm version 1.1.7
無事 nvm-windows をインストール出来ました。
7. Node.js のインストール
今回は、 Node.js の最新版をインストールします。開発に必要になったら順次追加で インストールしていきたいと思います。
下記コマンドで最新版がインストールされます。 nvm install latest インストールされている Node.js の一覧 nvm list 12.11.1 使用する Node.js を指定する。 nvm use 12.11.1 Node.js のバージョン確認 node -v v12.11.1 npm のバージョン確認 npm -v 6.11.3
8. gulp のインストール
npm を使えるようになったので、次にタスクランナーの gulp をインストールします。 今回は試しに「ローカルインストール」してみたいと思います。
プロジェクトの設定情報が記述されたpackage.jsonファイルを生成 npm init -y Gulp のコマンドラインユーティリティー。これはグローバルインストール。 npm install --global gulp-cli Gulp 本体をローカルインストール npm install -D gulp バージョン確認 gulp -v CLI version: 2.2.0 Local version: 4.0.2 Sass を扱う場合は下記もインストール npm install -D gulp-sass
9. Sass のインストール
次は、CSS 拡張メタ言語 の Sass をインストール・・・しようと思ったら、上記の手順 までで既に gulp 経由で Sass が使える状態のようです。
作業後の環境
nvm-windows : 1.1.7 Node.js : v12.11.1 npm : 6.11.3 gulp : 4.0.2 gulp-sass : 4.0.2
おわりに
以上で、 gulp を使って開発できる環境が整いました。これから JavaScript の チュートリアル学習の合間に Sass の学習もしていきたいと思います。(両立出来るか不安 です。)
最後までご覧頂きありがとうございました。